小さなお葬式のお坊さん派遣「てらくる」の料金や戒名料の料金は?

お坊さん派遣「てらくる」

お葬式を行う際、お坊さんに依頼することが一般的でしたが、最近はお寺との関わりが減ってきています。

多くの人々が、「葬儀の時だけお坊さんにお経を唱えてほしい」と考えたり、「檀家になるのが煩わしく、普段はお寺との関係を持ちたくない」と感じるようになっています。

そこで注目されているのが、お葬式の際にお坊さんを派遣してくれるサービスです。中でも、「小さなお葬式」が提供する「てらくる」は、明朗な料金体系と低料金で知られています。

では、「てらくる」はどのような内容や品質であり、どのような料金体系を持っているのでしょうか?「小さなお葬式」と同様に明確な料金体系なのか、それとも葬儀に関連した追加料金が発生し、高額になってしまう可能性があるのでしょうか?

この記事では、そんな疑問にもお答えし、皆様のお役に立てる情報を提供します。ぜひ参考にしてください。


目次

「小さなお葬式」の「てらくる」とは

てらくる

「てらくる」とは、小さなお葬式が提供する寺院手配サービスの名称です。

このサービスでは、日本全国の寺院から希望する宗派のお坊さんを派遣してもらうことができます。

また、派遣された寺院の檀家になる必要はなく、葬儀や法事・法要に必要なお坊さんを手軽に手配できることが特徴です。

「小さなお葬式」の「てらくる」のサービス内容は何ですか?

「小さなお葬式」の「てらくる」のサービス内容は以下の通りです。

  • 寺院手配サービス:日本全国の寺院から希望する宗派のお坊さんを派遣してもらうことができます。また、派遣された寺院の檀家になる必要はなく、葬儀や法事・法要に必要なお坊さんを手軽に手配できます。
  • 定額制・追加料金なし:「てらくる」では、お坊さんの手配にかかる費用が定額で設定されており、追加料金が発生することはありません。
  • 通夜・葬儀の手配:お坊さんの手配に加え、お花やお布施の手配、葬儀の進行に関するアドバイスなども提供されています。
  • 戒名授与:仏教の主要八宗をはじめとした各宗派の戒名授与が可能で、各宗派ごとに定額が設定されています。戒名授与は任意となっており、希望する場合にのみ手配が可能です。

したがって、「てらくる」は、お坊さんの手配に加え、通夜・葬儀の手配や戒名授与など、葬儀に必要なサービスを提供しています。また、定額制・追加料金なしのサービスであるため、予算の心配や追加費用の心配がなく、手軽に葬儀を行うことができます。

「てらくる」で手配できるお坊さんの宗派は何ですか?

「てらくる」で手配できるお坊さんの宗派は、仏教の主要八宗をはじめとした各宗派に対応しています。

具体的には、臨済宗、曹洞宗、真言宗、天台宗、浄土宗、日蓮宗、法華宗、禅宗などが挙げられます。したがって、「てらくる」を利用する場合、希望する宗派のお坊さんを手軽に手配することができます。

「てらくる」のサービスを利用するためにはどのような手続きが必要ですか?

「てらくる」のサービスを利用するためには、以下のような手続きが必要です。

  • 「てらくる」の公式サイトやフリーダイヤルにアクセスする。
  • 葬儀の種類(通夜・葬儀、一日葬、法事・法要など)や希望する宗派、日程などを伝える。
  • 「てらくる」のスタッフから見積もりや手配内容についての説明がある。
  • 必要な手続きや手配が完了したら、葬儀当日にお坊さんが派遣される。

したがって、「てらくる」を利用するためには、公式サイトやフリーダイヤルから申し込み、必要な手続きや手配を行う必要があります。

「てらくる」の利用料金は定額制です

「てらくる」とは、小さなお葬式を定額制で提供するサービスです。

「てらくる」は定額制で、追加料金なし

通常のお葬式では、お布施や車代、心付けなど様々な費用がかかりますが、「てらくる」ではこれらを含んだ料金設定となっています。つまり、追加の費用を気にする必要がありません。さらに、戒名料も含まれているため、お寺との関わりがない人にとって非常に便利です。

「てらくる」の料金は、直葬(火葬式)や一日葬、家族葬・一般葬など、執り行う葬儀形式によって異なります。これは、読経の回数やお坊さんの拘束時間が違うからです。ただし、どの形式を選んでも、料金は定額であり、明確な価格設定がされています。

「てらくる」は、葬儀費用の透明性とシンプルさを提供することで、多くの人々に利用されています。費用の心配や手続きの煩雑さを軽減し、故人をお別れする際の負担を軽くすることができます。

各葬儀の内容について、具体的にみていきましょう。

(1)直葬・火葬式:80,000円

直葬や火葬式では、通夜や告別式を行わず、一日で葬儀が終了します。特徴的な点は、読経が火葬炉の前で行われることです。

当日、お坊さんは火葬場に直接来ていただき、火葬炉の前で火葬経を唱えます。この時、ご遺族や参列者は火葬炉の前で静かにお坊さんの読経を聞きます。葬儀の終了後、お布施をお渡しし、参列者は帰途につきます。

  • お勤め日数:1日
  • 戒名授与:信士・信女・釋・釋尼
  • 炉前読経:5分程度

(2)一日葬:110,000円

一日葬は通夜を行わず、葬儀・告別式を1日で行うお葬式です。この日に初七日の法要も行われます。

通常、初七日はお亡くなりになった方の七日後に行われる法要ですが、近年では参列者やご遺族への負担を考慮して、一日葬の中で初七日法要を行うことが一般的になっています。

一日葬の告別式では、お坊さんが祭壇の前に座って読経を行います。その間に参列者は焼香をし、告別式の読経が終了すると、引き続き初七日法要の読経が行われます。参列者は故人への思いを込めて参加し、葬儀の一部として初七日の法要を執り行います。

  • お勤め日数:1日
  • 戒名授与:信士・信女・釋・釋尼
  • 告別式読経:40~60分程度
  • 式中初七日読経:10~20分程度
  • 炉前読経:5分程度

(3)一般的なお葬式(通夜・葬儀)の2日間のお葬式:200,000円

一般葬は、通夜、葬儀、告別式を2日間にわたって行う一般的なお葬式の形式です。以下に、一般葬の流れをわかりやすく説明します。

通夜:お坊さんによる読経が行われ、お経の説明やお焼香、お布施の受付、お茶の提供、お椀洗い、お線香立て、お花立て、お香典の受付などが行われます。また、お布施のお返しやお坊さんへのお礼の言葉が述べられ、通夜が終了します。

葬儀:葬儀では、お坊さんによる読経とお経の説明が行われ、参列者がお焼香をします。また、お布施の受付やお茶の提供、お椀洗い、お線香立て、お花立て、お香典の受付なども行われます。故人のお棺が入れられ、お坊さんによるお別れの言葉や最後のお焼香、お花立てが行われます。さらに、お布施のお返しやお坊さんへのお礼の言葉が述べられ、葬儀が終了します。

一般葬では、通夜と葬儀の間にお別れの儀式が行われるため、参列者は故人に最後の別れの言葉を述べる機会が与えられます。大切な故人を偲び、故人とのつながりを感じることができる一般葬の形式となっています。

  • お勤め日数:2日
  • 戒名授与:信士・信女・釋・釋尼
  • 通夜読経:20~30分程度
  • 告別式読経:40~60分程度
  • 式中初七日読経:10~20分程度
  • 炉前読経:5分程度

「てらくる」の戒名料(各宗派)

「てらくる」の一般葬での戒名授与について

  • 「てらくる」では、仏教の主要八宗をはじめとした各宗派の戒名授与が可能です。
  • 戒名授与には、院居士・院大姉、院釋・院釋尼・院日信士・院日信女、居士・大姉・院信士・院信女、信士・信女・釋・釋尼の4つのランクがあり、それぞれのランクに応じた定額が設定されています。
  • 一般葬の場合、戒名授与は任意となっており、希望する場合にのみ手配が可能です。

「てらくる」の一般葬での戒名授与は、各宗派ごとに定額が設定されており、希望する場合に手配が可能です。

「てらくる」の戒名料は各宗派ごとに定額となっています。

以下は各宗派の戒名料の一覧です。

  • 院居士・院大姉: 200,000円
  • 院釋・院釋尼・院日信士・院日信女: 160,000円
  • 居士・大姉・院信士・院信女: 60,000円
  • 信士・信女・釋・釋尼: 20,000円

「てらくる」では、各宗派のお手配が可能で、戒名授与の特徴として、日本全国対応、追加料金不要、2万円からとなっています

\詳細は下記の表のとおりです/

「てらくる」の公式サイトからの引用です≫「てらくる」公式サイト

「てらくる」で派遣されるお坊さんは、全員が有資格

「てらくる」を利用する際、「派遣」という言葉に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、「てらくる」を運営する「小さなお葬式」は、年間14,000件の葬儀を行う全国トップクラスの葬儀会社であり、著名な「さがみ典礼」を持つ「アルファクラブ・グループ」に所属しています。

「てらくる」は企業イメージを損なわないように、お坊さんの選択には慎重さを持っています。全てのお坊さんは、「僧籍簿」に登録されている僧侶の資格を持ち、所属寺院も確認されています。

「僧籍簿」とは、僧侶として登録された宗派の帳簿であり、各宗派の宗務所が僧侶の情報を記録しています。つまり、「てらくる」のお坊さんは、宗派の登録された正式な僧侶であり、自称の宗教者などは派遣されることはありません。

また、派遣されるお坊さんは、対応が悪かったりお経が下手だったりすることはありません。むしろ、普段お寺の付き合いがない方にとって、葬儀の際にお坊さんにお経をお願いするのは適していると言えます。

「てらくる」は、信頼性のある資格を持つお坊さんを派遣し、遺族や参列者が安心して葬儀を行うことができるサービスといえます。

まとめ

「てらくる」は「小さなお葬式」が提供するお坊さん派遣サービスであり、その料金体系と僧侶の質について注目されています。明確な料金設定であり、追加料金の心配もありません。

また、全てのお坊さんは僧籍簿に登録された有資格者であり、宗派に所属する正式な僧侶です。このサービスは、お寺との関わりが少ない方や普段お寺につながりがない方にとって便利な選択肢となっています。

多くの人々が「てらくる」の利用により、葬儀の負担を軽減し、適切な葬儀を執り行っています。質の高い僧侶による読経や対応に加え、明朗会計のもとで低料金で提供されるため、信頼性とコストパフォーマンスの両面で注目されています。

「てらくる」は、葬儀をスムーズかつ心安らかに行いたい方にとって、頼れるサービスとなっています。


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